排気量が何ccでも、どんなカテゴリーのバイクでも「バイクは楽しいぞぉ~」
タイヤが2個付いて、エンジン付いていれば、それだけでワクワクするのがバイク乗りだ。
免許の制限がなければ、50CCクラス~リッター超えクラスまで選び放題である。
原付からアメリカンまで、幅広いラインナップから1台を選ぶのは楽しい悩みだ。
乗りたいバイクに迷ったら、排気量別に購入を検討すると良い。
リターンライダーが「乗るべきバイク」と「乗らない方がいいバイク」を排気量別に紹介していきたいと思う。
リターンライダーに50ccクラスはまだ早い
50㏄バイクの代表格はスクーターだ。
昭和中期、車をひとり1台持てない時代、お母さん達の足として活躍してきた。
昭和後期になると、今度は学生たちの足として一世を風靡したが、2ストエンジンの終焉と共にその姿は少なくなる。
リターンライダーが乗るべきバイクとして、50ccクラスの選択肢は少ない。
唯一、私の食指に掛かるのが、ホンダのクロスカブだ。
新聞配達でお馴染みの業務用カブの派生モデルである。業務用カブとの大きな違いはそのスタイルで、小洒落たスタイルがなんとも愛おしい。
もちろん工業製品としての性能は高い。燃費・維持費・耐久性のどれをとっても、日本を代表する業務用カブと同じだ。
そんな可愛らしいクロスカブだが、40代の私にはまだ早いと思う。
トコトコ田舎道を走る姿は、隠遁ライダーを彷彿させてお爺ちゃんになった気分になるからだ。
遠心クラッチは楽チンだが、今はまだクラッチ操作を楽しみたい。
まだまだ40代。もっと遠くに行けるはずだ。
コスパ重視なら125ccクラス
40代リターンライダーが比較的手にしやすいのが125ccクラスだ。
1番の魅力は維持費だろう。子供や家にお金が掛かる世代にとって、車とバイクの両方を維持し続けることは難しい。
125ccクラスなら、自動車保険のファミリーバイク特約を使えば、単体でバイク保険に入らなくても済む。これはお小遣い制のパパ世代なら見逃せない。
125ccだからと云って、バイクとしての性能は低くない。
必要最低限の性能や装備は、コンパクトにまとめ挙げているからだ。
このクラスで一番乗りたいのは、ホンダの2代目モンキー125!賛否両論はあるが珠玉の逸品だ。
以前のモンキーよりだいぶ大きくなった図体は、安定感を生み出し幹線道路の真ん中でも走れる。
原付ではないので、2段階右折をすべきか悩まずに済むのは良いことだ。
125ccクラスは、一番手軽にバイクを楽しめるが、「楽が1番」で本当に良いのか悩むところだ。
250ccからが本気モード
話題沸騰!Ninja ZX-25R 大注目の4気筒スーパースポーツ、その詳細に迫る!【東京モーターショー2019】<動画あり> - webオートバイ
このクラスからが、バイクに翼が生えると云っても良い。
これまでの排気量のバイクとは、加速感が桁違いに良くなるからだ。
アクセルを軽く捻れば、いとも簡単に別の世界に連れて行ってくれる。
これならちょっと遠出をしても疲れないので、県外のホットスポットにも出掛けたくなる。
林道やツーリングをするならヤマハのTOURING SEROWが定番だ。
普通のSEROWに、フロントスクリーンやリアキャリアなどを装備したパッケージモデル。
この装備があることで、テントや大きな荷物も楽に積める。まさに旅人が生んだバイクだ。
オフ車のメリットは着座姿勢にもある。前傾姿勢のきついスポーツバイクでは、長時間の運転で背中や腰が痛くなる。
着座姿勢がほぼ直立になるこのバイクなら、2時間くらいは休憩なしでも走れそうだ。取り回しも楽なオフ車は通勤で使っても良いだろう。
バイクとしての操る楽しみを堪能したいならカワサキのNinja ZX-25Rが1番熱い。
最近の250ccクラスは、2気筒エンジンが主流である。
2気筒が悪いわけではないのだが、バイク全盛期を知る40代としては、バイクは4気筒でなければならない。
なにが良いかって、エンジンである。「レッドゾーンまで心地良く回る」「野太い排気音」は、4気筒ならではだろう。
2020年の秋ごろ発売予定なので、今から心がザワつく1台である。
400ccクラスならオーバー750ccクラス
正直、このクラスは私の中ではオワコンだ。
400ccともなると車検もある。税金等の維持費もオーバー750ccとさほど変わらない。
車格は250cc寄りで、パワーはオーバー750cc寄り。乗れば面白そうではあるが購入には至らないだろう。
唯一、ヤマハのSR400は別格だ。
単気筒エンジンながら、400ccの排気量を誇る。独特のフォルムと鼓動感はSRファンの心を掴んで離さない。
カスタムパーツも充実しているので、自分だけのSRを作れる喜びは、他のバイクでは味わえないだろう。
普段着が1番似合いそうなバイクである。いちいちバイク用の服装に着替える必要がないのは、毎日乗りたくなる為の必須条件だ。
これなら通勤だけでなく「ちょっとコンビニへ」も気軽に出来そうだ。
リッター越えクラスは意外と乗らない
憧れのオーバー750ccはもはや昔の話。
いまやリッター超えが当たり前になったこのクラスは、1番ランナップが充実している。
大型免許が教習所で取得出来るようになり、一層人気が高くなっている。
反面、中古バイク市場では3,000㎞以下の良質なバイクがゴロゴロしている。
早い話、買ったは良いけど乗らない人が多いのだ。
このクラスになると、乗るのにも儀式が必要になる。
まずは雨に濡らしたくないから、天気予報のチェックからだ。天気が大丈夫なら相応しいウェアを着込む。バイクカバーと防犯グッズを外す。暖気運転もしっかり行いやっと乗り出せる。もちろん帰宅したらまた儀式だ。
車両重量も今までのクラスとは違い、跨って動かすのも一苦労である。
買ったばかりの頃なら楽しいかも知れないが、毎日こんなことはやってられない。そのうち乗らなくなるのが関の山だろう。
このクラスで欲しいのはホンダのCB1300 SUPER FOUR、カワサキのZ900RS CAFE、 ハーレーダビッドソンのSTREET BOBだ。
今までのバイク遍歴で、このクラスは乗り尽くしたつもりだが、結局「乗るまでが面倒で乗らなくなった」。
バイクとしてはメーカーの肝いりだから最高の出来映えだ。スタイルからパワーまで人を魅了して止まない逸品といえる。
バイクとしての性能は最上級。そのパワーはもはや神の領域と云っても過言ではない。
だからこそリターンライダーには手に負えないのも知れない。
最後に
色々考えても、最後は直感が大事!
「バイクは女と一緒論」は賛成しかねるが、好きになった相手じゃなければ、一生添い遂げたいとは思わないだろう。
一目ぼれで決めようが、よくよく考えた末に選ぼうが、最後は自分の感性がものを云う。
まあ、その直感が鈍いから私はまだ最後のバイクに巡り合えていないのだが・・・
バイク選びは、アレコレ思いを馳せている時が一番楽しい。
「夏になったらテント持って、最北端でうに丼だな」とか「新潟のハルピンにラーメン食いに行くぞ」なんて想像しただけでヨダレが出てくる。
何はともあれ、もう少しこの至福の時間を楽しんで空想に耽るとしたい。
・バイクが好きor興味がある
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・リターンライダーorリターンライダー検討中
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