バイクは足つき性が重要だ。
日常的にバイクを使うなら、足の裏がどこまで着くかで利用頻度は大きく変わるからだ。
足の裏がベッタリ着くのと、親指が着くだけでは雲泥の差!足の短い日本人なら尚更だ。
雑誌の評価や試乗インプレッションを鵜呑みにしない
レースやインプレッションで乗るだけなら運動性能が特化してれば良い。
コラムライダーやインプレッションライダーは、モデル並みの体型の人が多い。
高身長なモデルさんが起用されるのは、バイクに跨った時のバランスが良いからだ。足がツンツンになっている絵面では様にならないから仕方がない。
日本人の標準的な身長が、170センチ以上になったのはいつからなのか?
リターンライダー世代は160センチ代が多いのに。
モデル体型のライターが書いた記事では跨った時のイメージは湧かない。プロが書いた記事を読んでいると、まるで自分も格好良く乗れそうな錯覚に陥るから、ひと呼吸おいて乗ってる姿を想像してみた方が良い。
バイク屋で跨ってもテンションを上げ過ぎない
実際に跨がるのがリアルな姿だ。
ここで気をつけたいのが、テンションを上げ過ぎないことだ。欲しい気持ちと相まって多少の事は目をつぶってしまうからだ。
「あばたもえくぼ」で失敗した経験は、男なら誰でもあるだろう。
店員さんと話し込み過ぎるのも注意が必要だ。相手は商売で話すからだ。
アパレルショップで「良くお似合いですね〜」には騙されないが、バイク屋での「良いでしょ〜」は、簡単にそんな気になってしまうから不思議だ。
気持ちが昂り過ぎたら、一服して落ち着く事が失敗しないバイク選びには必要だ。
比較サイトは比較リアル
個人が運営している比較サイトは信頼出来る。自分と近い身長の人が書いた記事は、比較的リアルな想像が出来るからだ。
しかし、等身大の記事はなかなか見つからない。欲しいバイクの記事となると尚更だ。これを探せたらかなり運が良いだろう。
足つき性と日常性
足つき性が悪いと乗らなくなる。
購入したての頃は気にならない。後になってボディーブローの様に効いてくる。
手間が掛かる女は入れ込みやすいが、しばらくすると面倒になっている自分に気付くのと同じだ。
車庫からバイクを引っ張り出す時や、駐車場で切り返す時、跨って動かせるかどうかは足つき性に掛かっている。
このちょっとした事が重要なのだ。
バイクの性能はエンジンパワーやトルクだけではない。力を必要とする時間は限られているからだ。
峠道を走る時や高速を利用する時にテンションは上がる。それがバイクに乗っている時間のどれだけの割合か考えれば分かるはず。
足を着いている時間が長いことを知っているバイク乗りは、ブレーキ性能や積算量だけではバイクを選ばない。
数値で測れるコトは、日常性と必ずしも一致しないからだ。
心地よい乗り味とは感覚的だ。足つき性やハンドルまでの距離やステップの高さ。これらの複合的な相性で決まる。バイクを買うならこの事を見落としてはならない。
長く乗るなら
バイク自体の性能や格好良さは、購入を決めるひとつの要素でしかない。
リターンライダーは見栄を張りがちだ。リッターマシンはその欲求を満たしてはくれるが、自分とマッチングしているかどうかは別問題である。
バイク選びはそんな見栄を取り除かなければならない。
その第一歩が足つき性を優先することだ。足つき性を優先すると気に入ったバイクを選べなくなる。
排気量を下げると自分に合った車格のバイクが見つかる。そのバイクこそ長く乗れるバイクだ。足つき性はバイクを購入する決定打になる。
身の丈に合わない服を買ってタンスの奥にしまうくらいなら、ライフスタイルに合った服で毎日街を歩く方が断然格好が良いと云うものだ。
・バイクが好きor興味がある
・バイクに乗っているorこれから乗る予定
・リターンライダーorリターンライダー検討中
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