「バイクに乗るなら今だ!」
カウントエイトまでにファイティングポーズが取れないなら、ボクシングもリターンライダーもTKO負けだ。
「向こう側」に渡り切れず、「向こう側」と「こちら側」の狭間で悩み続けるのは当然の事。
バイク乗りに戻るのは簡単なように見えて相応の覚悟がいるからだ。
しかし、自分のカウントがあとどのくらい残されているかは知らなければならない。バイクに乗れる時間は有限だからだ。
カウント8からが勝負
ボクシングではカウント8までにファイティングポーズを取れば試合は続行される。リターンライダーもカウント8までにバイクの乗れるかが勝負だ。
カウント8までに立ち上がれるかどうかは年齢との戦いだ
バイク乗りのTKO負け判定基準は・身体的運動能力・認知能力だ。
この2つは気持ちだけではどうにもならない。
TKO負けになりたくなければ、カウント8までに立ち上がるか自らの肉体を鍛え続けるしかない。
リターンライダーに残された時間は長くない。
立ち上がるなら今だ。
TKO負けでも道はある
カウント8でファイティングポーズが取なければTKO負け。それでもバイクに乗る道はある。
望んでいた翼でなくても良いならばだ。
バイクはその種類で、翼と道具に分けられる。その境目は体感スピードだ。恐怖を感じない程度の加速なら翼とは呼べない。
体感スピードとは絶対スピードのことではない。時速40㎞でも恐怖を感じるならそれは翼だし、時速100㎞でも安全しか感じないならそれは道具だ。安全を求めながら恐怖と戦うことを望むのだから矛盾している。
カウント10でTKO負けしたなら選ぶバイクは道具としてのそれしかない。TKO負けしたのに翼を手にするのは危険だからだ。
自分がコントロール出来るレベルのバイクしか選べないという事だ。
排気量はその選択における重要なファクターとなる。
必ずしも排気量=体感スピードではないが、排気量が小さい方が相対的に恐怖は感じにくい。
誤解して欲しくないのは小排気量=安全ではない。むしろ事故率は50ccクラスの方が高い傾向にある。
にも関わらずTKO負けした人に小排気量を勧める理由は・身体的運動能力・認知能力が低下した時は、不本意であっても見合ったバイクを選ぶしかないからだ。
カウント8までにファイティングポーズを取れない人は、お気に入りの翼はもう得られないということだ。
レフリーストップが入ったら
「バイクって良いよね」と云う人は結構いるが、家族で誰がが乗りたいと言い出した途端に掌を返すものだ。
事故や怪我の心配をするのはごもっとも、他人が乗るのと大事な人が乗るとでは意味が違うのだろう。
家族のレフリーストップで1番厄介なのは、反対してる人が財布の紐を握っている場合だ。
往々にして奥さんである事が多い。機嫌を取りながら時間を掛けて交渉するしかない。
なので・・・
基本、バイクは黙って買う
これならレフリーストップも関係ないだろう😎奥さんが反対しようが買ったもの勝ち。
まさか「返品して来なさい」とは言われないからだ(笑)
いざファイト!
さあ、気持ちがまとまったら次の休みにはバイク屋に足を運んでみよう。
まるで自分を待っていてくれたかのような1台に出会えるはずだ。
それは原付かもしれないしリッターオーバーのバケモノかも知れないが、ときめいた相手が運命のバイクだ。
多少の不満は惚れてしまえば「あばたもえくぼ」「ハゲも3年気付かない」だ。いつの間にか欠点も愛嬌に変わるだろう。
「何にしてもバイクとは良いものだ」
この気持ちは乗ったことのある人間なら分かるはずだ。