バイクに乗りたいなら「たら・れば」は要らない。
「子供が自立したら」
「お金を貯めていれば」
「出来ないストーリー」を語るのは簡単だ。バイクに乗ることに関しても同じことが云える。
リターンライダーを目指すなら言い訳を止めて、今出来る事をやるべきだ。
世の中「たら・れば」が溢れてる
「もっと勉強していたら」
「あの娘と結婚していれば」
世の中そんな「たら・れば族」で溢れ返っている。
確かに、あの時「あっちを選択してれば」、「こうしていれば」と過去を悔むことはあるだろう。
人はいつも最善を選択したがるからだ。
しかし、あの時の選択がベストであったかどうかなんて誰にも分からないし、現在だから云える結果論でしかない。
例えば、25歳の時に転職の機会が訪れたとしよう。
現在は公務員で、転職先はやりたいと思っていた外車販売の営業職。まったく畑違い業種にどちらを選ぶか頭を悩ませる。
①「仕事に安定を求めるなら公務員」
②「やりがいと高収入を選ぶなら営業職」
おそらくそんな未来を想像して選択するはずだ。
①営業職を選んだあなたは「あの時、公務員を選んでいればリストラされなかったのに」
②公務員を選んだあなたは「あの時、営業職を選んでいたらもっと稼げたのに」
どちらを選んでも「たられば族」は言い訳ばかりだ。
「たら・れば」は現在の不満足がもたらすイクスキューズだ。
「たられば族」は変えられない過去を悔み、現在を悲観して未来の可能性を削いでいる。
そんな思考では「幸せな人生」はもとより、リターンライダーになることすらままならないだろう。
バイクに乗れない「たら・れば」
リターンライダーを目指す人間の「たら・れば」は、バイクに乗れない事に対する言い訳だ。
バイクに乗れない「現在」を悲観してばかりいても、リターンライダーになることは出来ない。
自分ではもっともな理由(言い訳)と考えているだろうが、ただの「現在」に対する不満だ。
・子供がいるから
「子供が学生を生活を卒業したら・・・」
・家のローンがあるから
「家のローンの支払いが終わったら・・・」
・家族や嫁が反対するから
「以前バイクでコケていなければ・・・」
・お金が無いから
「5年間バイク貯金をしていれば・・・」
「たら・れば」対策
「たら・れば」と言い訳する理由は簡単だ。
満足出来ない現在の自分を、過去の自分のせいにして今の自分を正当化したいのだ。
しかしよく考えて欲しい。過去を「あーだこーだ」言っている人に、「未来」を変えるために「現在」を努力している人がいるだろうか?
今の生活や環境に満足している人間は、過去を悔やんだりしない。
過去は変えられず、変えられるのは未来だけと知っているからだ。
「たら・れば」対策は簡単なことだ。
「言い訳せずに、今を努力して明日を変えろ!」
「たら・れば」が出そうになった時にやれる事は、たったこれだけなのだ。
「でも」肯定語で進め!
「たら・れば」と言ってしまったら、その後に「でも」を付けて肯定しよう。
「たら・れば」の後は決まって言い訳だ。しかしその後に「でも」◯◯だ。と最初の言い訳を打ち消せすような肯定的な言葉を付ければ、未来を良い方向に変えることが出来る。
「お金を貯めていれば今ごろはバイクが買えた。でも今はバイクを買うために毎月1万円貯金している」
どうだろうか?バイクを買えない理由「貯金してこなかった過去の自分」を否定した前文を、「現在は未来に向けて前向きに行動している」と現在を肯定する後文が打ち消し、ポジティブシンキングになっているはずだ。
人間は基本的に「ネガティブ思考」が得意だ。反省と後悔が好きなのだ。
今までの行動様式・思考様式のまま生きる方が楽だからだ。
しかし、リターンライダーになりたいなら「努力すべき今」と、「変えられる明日」に目を向けなければ、いつまで経ってもバイク乗りにはなれない。
リターンライダーを目指すならまずは「たら・れば」を無くすことから始めてみよう。