「余生短し恋せよバイク」リターンライダー鎮魂歌

リベンジ!「乗るか乗らないか」悩むリターンライダー

40歳以上のリターンライダーがダウンサイジング出来ないホントの理由

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大型バイクに乗っていた人ほど、ダウンサイジングには躊躇してしまう。

 

バイク話に花が咲くと、

「前はハーレーに乗ってたんですけどね」とか「Ninjaは面白くてね」なんて、話の中に登場するバイクは以前乗ってた大型バイクばかり!

ホントはKSR50とかDR125にも乗っていたのに・・・🤣

 

大型バイクが「偉い」という幻想

ふた昔前は、大型二輪免許は雲の上の存在だった。

今でこそ、規定の教習課程を卒業して、卒検に合格さえすれば簡単に取得出来るが、当時は限定解除の1発試験に受からなければ取れなかった。

合格率は、なんと2〜3%!

下手な国家試験より難しかったのだ!

 

また当時は、新型バイクが発売されると、125cc・250cc・400cc・750cc以上、の4排気量ごとに販売された。

早い話、免許の限定ごとに販売ニーズがあったのだ。なので当然「排気量が大きいクラスに乗っている方が偉い!」となり、こぞって大型二輪免許を取りに行ったのだ。

 

そんな背景もあって、大型二輪免許が取りやすくなろうが、排気量別の同じ名前のバイクが無くなろうがオーバー750ccが偉いのだ!

もはや理屈ではなく、DNAレベルで染み付いてしまっているのだから仕方がない。

だから本当は、125ccや250ccクラスのバイクで十分だと分かっていても、オーバー750cc以上を選ばざるを得ないのだ。

 

早い話が、見栄っ張りのクソ野郎だ🤣

 

 

一目置かれる400cc以下のバイク

そんなこんなで400cc以下は、何か負けた感があって選べない。

「見栄っ張りのクソ野郎」だが、オーバー750ccじゃなくても「買っても良いな」と思える、例外的な400cc以下のバイクがある。

 

◆ヤマハ SR400

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SR400 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

これぞ「The・バイク !」。いまどきこのスタイルは貴重。車検があるのが唯一ネック。

 

◆カワサキ ZX-25R

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カワサキ「Ninja ZX-25R」を徹底解説! 復活を遂げた250cc・4気筒スーパースポーツの魅力とは? - webオートバイ

2020年秋から冬にかけて発売!遂にクォータークラスに4気筒エンジン再来。あなたなら250㏄バイクに100万円注ぎ込めますか?

 

◆セロー250

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SEROW FINAL EDITION - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

左がツーリングセロー。右が普通のセロー。いつの間にかファイナルエディション!手にするなら最後のチャンスか?

 

◆モンキー125 

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Monkey125 | Honda

「もっと気軽に、もっと毎日 」遊び心満載!これならUターンが難しい狭い林道でも躊躇せずに入っていけるかも!

これらのバイクは、大型バイクで味わえない世界に連れ出してくれる唯一無二のバイクだ。 

フォルムであったり、歴史や使用目的に寄与するところが大きいが、オーバー750ccにはない世界観を醸し出している。

この4車種は単純に私の好みだが、共感してくれるバイク乗りは多い。

40歳からはこういったバイクに乗って、本来のバイクの愉しみ方を思い出すのも悪くない。

 

 

愉しみ方を忘れたバイク乗り

ネコも杓子もリッターオーバーのバイクが流行る中、いったい何人のバイク乗りが、本当に「バイクに乗る」ことを愉しんでいるのか甚だ疑問に思うことがある。

 

いちいち乗る度に、バイクカバーや盗難防止装置を外したり、いつもピカピカにしてないと気が済まないリッターオバーバイクは、バイクに乗るのだけで疲れてしまう。

リッターオーバーのバイクは高価だし、新車で買うとなるとローンを組んで買うひとも多いはず。ともすれば、「乗る愉しみ」より、「所有する愉しみ」になってしまうのも分からなくはない。

しかし、乗るたびに儀式のような手順を踏まなければ乗れないようなバイクでは、本当の意味でのバイクを愉しむことは出来ない。

 

 

「もっと気軽に、もっと毎日」乗るべきバイク

もっと気軽に、もっと毎日バイクに乗ると気付くことが沢山ある。

▼匂い

花の匂い、草の匂い、木の香り、風の匂い、雨の匂い、街の匂い、路地裏の香り、などなど。

 

▼空気

早朝のキンとした空気、クソ暑い日中の空気、夕暮れ時の空気、真夜中の空気、などなど。

 

▼光

季節ごとに変化する、朝の光・昼間の太陽・夕焼け・街の明かり、などなど

剥き出しの身体で走るバイクに乗っているからこそ、外気と遮断されたクルマでは見過ごされてしまう四季の移り変わりを感じることが出来る。

 

よく、散歩好きなお年寄りが、「新緑の香りが気持ち良いねぇ」とか、「春の日差しが暖かいねぇ」というのと同じだ。

「歩く」という行為は、バイク以上に四季の移り変わりを感じるし、毎日散歩をしていれば、チョットした空気の変化も五感で感じ取れるからだ。

 

「もっと気軽に、もっと毎日」バイクに乗るようになると、五感でバイクを愉しむことが出来るようになる。

その為には、構えないと乗れないバイクや、乗るだけで面倒くさくなってしまうようなバイクは止めるべきだろう。

年寄りが毎日飽きもせず散歩が出来るのは、「気軽に、毎日出来るから」と通じるものがある気がする。

 

これからバイクを買おうとしている、40歳を超えたリターンライダーには覚えておいて欲しい。

大型二輪免許を持っているからといって、必ずしもリッターオーバーのバイクにならなくても良いのだ。

むしろ、身の丈に合ったバイクを買って、「バイクに乗れるだけで愉しかった」あの頃の気持ちを思い出せるバイクを選ぶことの方が、何倍もバイクを愉しむことが出来る。