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おっさん再燃!アニメ#スーパーカブを観て思い出した「バイクがあればどこまでも自由に行ける」という気持ち

最近Twitterで見かける「#スーパーカブ面白い」というツイート。

気になってGoogleさんに問い合わせてみたところ、なんだか【ゆるキャン△】を真似たようなキャピキャピした絵面に辟易、それ以上足を踏み込まずにいた。

 

スーパーカブというアニメの存在を知って1ヶ月。

私がフォローしているカブ乗りの方が、アニメの放送日に「今日はスーパーカブの放送日!楽しみです♪」と毎回ツイートするもんだから、何となく「そこまで推すならちょっと観てみるか」とYouTubeで初めて第一話を観てみた。

 

タイトルからしてヤバかった

第1話のタイトルは【#1 ないないの女の子】

「ゆるキャン△みたいな感じかな?」と思って観たら、あまりのシュールさにビックリだ!

日本映画のようなカット割と、まるで自分が中学生の頃に感じていた孤独感のような出だしのテロップに完落ちした。

気づいた時には5話まで一気見してた🤣

 

「親は居ない、お金もない、趣味もないし、友達と呼べる人も将来の目標もない」そんな主人公の暗い生い立ちを、エピローグからぶっ込んできたこのアニメ スーパーカブは、絵面からは想像出来ない不思議な感覚にさせられる作品だった。

 

5話まで一気見して思い出した青春時代

「今よりも、空が高くて雨の温度を感じることが出来たあの頃」

「初めてバイクに跨った時のドキドキ間とワクワク感」

「今まで貯めたお小遣いで買った初めてのバイク、磨いては眺めて悦に入る毎日」

「自転車では感じることの出来なかった"バイクがあればどこまでも自由に行ける"と思っていたあの頃」

 

そういうのを忘れていた自分に気が付いた。

 

いつからドキドキしなくなったのだろう

後ろから追い抜かれるのが嫌で原付から125cc、より速くより遠くに行きたくて大型バイクに跨るようになった。

そして、あの頃の気持ちはもう無くなっていた。

 

気が付いた頃には、グリップヒーターやETCを付けバイクに乗ることに快適性能を求め、ヘルメットやグローブ、ウェアやブーツなども安全性や機能性を求めるようになっていたのだ。

 

「より速く、より遠くに」「より快適に、より安全に」は、バイク乗りなら必ず求めてしまうものだが、「バイクが楽しい」と、必ずしもイコールではないと気づいた頃にはバイクを降りていた。

 

アニメ スーパーカブを観て「あの頃」を取り戻す方法を見つけた

原点は50ccなのかも知れない。

30km制限も2段階右折も守ったこともなければやったこともないが、何かと不自由が多い原付こそ私のアナザースカイなのだ。

 

スピードが出せない=幹線道路で目的地まで最短距離では行けない。トラックやクルマに追い抜かれて恐い思いをする、だからこそクルマ通りの少ない地元の道路や裏道をトコトコ走る。

つまり寄り道、裏道だらけの珍道中こそがバイクの醍醐味だったのだと気が付いた。

 

夕方の路地裏を走れば、何処そことなく香る夕飯の匂いに郷愁の思いをかき立てられ。

クルマ通りがほとんどない橋の上で、川を眺めては幼き日に想いを馳せる。

そんな時間をもてるのは、幹線道路をビュンビュン飛ばして目的地に辿り着けてしまうビックバイクでは手に入らない。

 

早く大人になりたいと願った学生時代。けれども大人になってみたら不自由で窮屈な毎日だった。

学生時代よりやれることも増え行動範囲も広がったはずなのに、引き換えに自由を失ってしまったようだ。

 

「より速く、より遠くに」「より快適に、より安全に」暮らせる生活を手に入れたはずが、学生時代を羨むのだから仕方がない。

 

全てが不自由だと思い込んでいた学生時代。

今にして思えばこの不自由さこそが自由だったのだ。

 

じゃあ「原付バイクを買うか?」と言われれば答えはNOだ

時代が1980代後半から1990年代前半なら原付、つまり50ccに乗るという選択肢もあったであろうが、令和において原付を選ぶという選択肢はほぼ皆無だ。

 

というのも、マニュアル設定のある原付がどのメーカーからも販売されていないのだ。

遠心クラッチ採用のホンダ スーパーカブが、かろうじてマニュアルと呼べて尚且つ欲しいと思えるバイクだろうか。

でもクラッチがないのはどうにもしっくりこない。

そう、現代では原付2種、つまり小型限定二輪バイククラスからしかハンドマニュアル車がないのだ。

 

買うべきは原付2種

原付2種クラスになると選択肢は一気に増える。| グロム|CB125R|モンキー125 | GSX-R125|GSX-S125 | Z125プロ | この他にもパイルダー125やスクランブラー125など、海外製も含めるとその数は昭和の原付ブームを彷彿させるラインナップだ。

 

個人的には、来年の夏頃に発売されるかも知れないダックス125か新型モンキー125が最有力候補だ。

 

このクラスなら、一部の車種を除いて原付に毛が生えたくらいの車格だし、なにより30km制限や2段階右折といった煩わしさからも解放される。

 

「バイクがあればどこまでも自由に行ける」自由さとは、速さや快適さだけを指すのではなく「気ままに停車が出来て、簡単にUターンが出来る」ことなのだ。 

その上で、アクセルを捻れば人の力以上のパワーと、ガソリンさえあれば遠くまで進めるクルージング力が大切なだけなのだ。

 

もし原付2種を手にすることが出来たなら、アニメ スーパーカブの主人公と同じように、バイクに乗り始めた頃の「あの頃の空と風」を感じることが出来るかも知れない。